東近江市長の発言について

遅ればせながら、市長の発言について、私が思ったことを書いてみようと思います。

まず率直に思ったのは、うわぁこの市長さん、不登校について、何も分かってないなってことです。

甘やかしてないで、無理やりにでも学校に連れて行けばいいんだと思ってるんだろうと思います。

でも、市長だから問題になったけど、そう思ってる方、いっぱいいるのでは?

多くのお母さんたちは、自分の子どもが不登校になった時、

何とか学校に通えるように原因を取り除こうとしたり、

どうしても行けなかったとしても、せめて生活リズムだけは崩さないようになど、

子どもをどうにかして元の元気な状態に戻そうと思いつく限りのことをします。

でも、不登校になった時って、子どもはもう既に限界を超えてるんですよ。

それに気づかずに、親や先生たちは、その子をどうにか「助けてあげよう」とする訳ですけど、

たいていの母親は、苦しそうな我が子の表情や生気のなさに気づいて、

「助ける」方向が間違っていることに気づいていきます。

エネルギーがまったくなくなっている状態の子を、心からゆっくり休ませることなしに、一刻も早く元の状態へ!と頑張らせる方向に導くとどうなるか、

このままでは、我が子の命が…ってところまでいくんです。

きっと、市長さんは、それを知らないんだと思います。

フリースクールに安易に流れる?

今の世の中の価値観の中で、学校に行かないを選択することが、どれだけ苦しいことなのか、単に知らないんだと思います。

学校が合わない時、子どもたちは行き場を失います。

親にも先生にも社会にも、学校に行かないことを認めてもらえなかったら、

子どもは、どこにも行き場がなくなってしまいます。そうなると、生きる意味を見失ってしまう可能性があります。

子どもは這ってでも合わない場所に行かなければならないのでしょうか?行きたくないと思う子どもの気持ちはどうなるのでしょう?

誤解を恐れずに言うなら、私はもっと「安易に」他の選択肢に流れることができるようにしたいくらいです。

傷が浅く済むので。

子どもたちが自分の将来のことを真剣に考えていないと思いますか?

大人たちは、子どもが未来を考えることができなくなるまで、追い込まないでほしいです。

この市長さんにも、他のたくさんの方々にも、不登校の現状を知ってほしいです。そして、一緒に考えてほしいです。

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